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黒霧島 × 未知なる世界エナワワ族 in バヌアツ

生きている地球を実感
自然と共に素朴に生きる人々

タンナ島 エナワワ族

どこまでも広がる美しい海と珊瑚礁に囲まれたバヌアツ。バヌアツは、南太平洋、オーストラリアの東に位置し80以上の島々で構成されている共和制国家。国の面積は日本の新潟県とほぼ同じ大きさです。

バヌアツの島々の中で、活火山ヤスールがあるタンナ島は、日々繰り返される噴火の光景と手つかずの大自然が広がるまさに秘境の島。ヤスール山では、噴火口間近で真っ赤な溶岩を目の当たりにでき、森の中では樹齢400年以上の巨木のバンヤンツリーに圧倒されるなど、自然の驚異を垣間見ることができます。

深い自然が残るタンナ島には、先住民族のエナワワ族が住んでいます。村には電気やガスは通っておらず、現代でも原始的な風習を守り自然と共存しながら日々を過ごしています。島の気候は年間を通して温暖で過ごしやすく、豊かな自然に恵まれ食糧も十分です。彼らの主食はイモ類で、地面を掘りバナナの葉を敷き、そこでイモを蒸し焼きにした「ラップラップ」という料理をよく食べています。エナワワ族の変わらない昔ながらの暮らしには、人々の絆の大切さや生き抜く強さを感じさせられます。

バヌアツ共和国

面積
1万2,190平方キロメートル(新潟県とほぼ同じ大きさ)
人口
約27万人(2016年,世界銀行)
首都
ポートビラ

撮影秘話Back story

真っ赤な溶岩に大接近(火山篇)

タンナ島のヤスール火山は、世界で火口に最も接近できる火山と言われており、噴火する火口を間近に見ることができる場所。
溶岩の真っ赤な色を写すためには、暗い時間帯が適しているため、撮影チームは日の出前の撮影を狙った。
撮影場所まで真っ暗の中移動した後、今にも降りかかってきそうな溶岩とドォォンという噴火音に怯えながらも火口付近での撮影に成功。
大自然の驚異と共存し続ける人々の姿を収めることができた。

泳いで撮影場所に到着(洞窟篇)

文字通り青い洞窟を意味するブルーケーブには、海からしか入れないため、スタッフおよび出演者は船で近づき、泳いで中に入った。
洞窟の天井にはぽっかりと穴が空いており、機材や黒霧島はその穴からロープを使って1つずつ下ろした。
洞窟内には穴から光が差し込み、なんとも美しい、神秘的な光景が広がった。

急に降り出した雨の恵み!?
(雨宿り篇)

村での撮影2日目、午後から雨が降り出し撮影が中断。天候が回復するのを待っていたところ、現地の人が大きな葉っぱを傘にして歩いてきた。
その姿がとても印象的だったので、急遽、雨の設定で新たに撮影を行った。
雨のおかげで彼らの日常の1シーンに出会うことができた。

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